2011年5月5日木曜日

ダビデの星

日本語で六芒星、または籠目ともいう。
正三角形を上下逆にして重ねた様子だが、ちょうど6つの頂点がある星で六芒星、芒とは稲穂という意味もあるそうだ。また籠の折り目のようにも見えるから籠目といったのだろう。
ユダヤ民族の象徴ともいえるこのマークは、古代日本でも馴染み深いマークのようだ。伊勢神宮の内宮外宮境内には、このマークが掘り込まれた石燈籠があるらしい。何でも古代日本に渡来人として半島経由でやって来た秦氏がユダヤ民族の末裔であり、さまよえる民族は遠い極東である日本に安住の地を求めてやって来たとか。
明治時代には真否の程は知れないが武内古文書という日ユ同祖論のブームのきっかけになる文書が見つかった。これによればゴルゴダの丘で処刑されたイエス・キリストは実は弟イスキリであり、本人イエス・キリストは陸を超え海を超え、遠い日本にやって来て今の青森県十和田湖でその生涯を終えたというらしい。これは周囲に戸来村(ヘブライ人の末裔が多く住んだ村と言われている)に伝わる不思議な因襲やピラミッドのような奇石を戴く山などがあり、これらが神秘的な伝説を裏付けるものとして当時のやや偏った学者たちを陶酔させたのだろう。